- なるべく苦しまず、安らかな最期を迎えてもらうためにできることはなんでしょうか
父は週に2日デイサービスに通いながら、在宅で生活しています。父はよく「苦しんで死ぬのは嫌だ。突然ぽっくりとなくなるのが理想」と話しています。私自身も、父の苦しんでなくなる姿は見たくなく、最期まで父らしく生きていてほしいと考えています。なるべく苦しまずに、安らかな最期を迎えてもらうためにできることはなんでしょうか。
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介護対象者の状況
介護される方の続柄
実父
認知症の有無
あり
要介護度
要介護1
介護状況
在宅介護(同居)
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在宅で安らかな最期を迎えてもらうためには、本人の意思を尊重することが大切です。在宅は病院とは違い、好きなことをしながら過ごすことが出来ます。そうした自由な時間は、本人の気を紛らわせ、終末期の苦痛を軽減してくれます。
終末期になると必然的に食欲が落ちてきますが、食べるかどうかは本人の感覚に任せましょう。食欲がない場合には無理に食べさせず、飲み物も少しずつ飲ませたり、口を湿らせたりする程度にしましょう。人間は本来、最後の最後には骨と皮だけになります。やせ細って最期を迎えることで、多くの場合、余分な水分による痰や浮腫みがなく、苦しまずに安らかになくなることが出来ます。
私も在宅で親の介護をしていて、だいぶ弱ってきた時にどうするのかまだ検討がついていないです。親は自宅で最期を迎えることが理想のようですが、私や弟が仕事をしていることもあり、介護施設の利用も視野に入れています。介護施設で最期を迎える場合、どのような介護をしてくれますか。
介護施設の看取りでは、緩和ケアが基本になります。緩和ケアは、積極的な治療をせず、苦痛を減らして穏やかに過ごしていただくケアを行います。食事も点滴はせず、口から摂れる分のみ食べていただきます。また、主治医と連携して終末期と判断されてから緩和ケアを行います。施設入居前に看取り対応できるか、主治医と常に連携できる体制を整えているか、ご確認いただくことが重要です。