【2023年最新版】介護用品便利グッズベスト4で介助するご家族の負担を助けます|快適介護用品・福祉用具
介護用品の世界は日々進歩しています。介護用品を上手に選べば、介護にかかる負担をいくらか軽減することもできるでしょう。ご家族に介護が必要なときに使ってみたい介護便利グッズを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
介護用品とは
介護用品には、レンタルできるものと購入できるものがあります。種類は限定されますが介護保険が適用されることもあり、負担割合によって1~3割の自己負担額でレンタル・購入することが可能です。購入の場合は年間10万円の上限額があるので注意してください。なお、上限額は購入商品の金額を指し、例えば元々10万円の腰掛便座を1万~3万円の自己負担額で購入すると、その年度は他の介護用品を購入できなくなります。
主な介護便利グッズ
介護保険が購入時に適用されるのは腰掛便座と自動排泄処理装置の交換可能部分、入浴補助用具、簡易浴槽、移動用リフトの吊り具のみです。その他の介護用品に関しては、レンタル可能なものはレンタルし、レンタルが難しいものは購入する必要があります。介護保険が適用されないものの中にも便利なものが多いので、介護の負担を軽減するためにもぜひ利用してみてはいかがでしょうか。介護に役立つ便利グッズを4つ紹介します。
モリトー「移座えもんグローブ(2枚入) ブラック」
ベッドから移動するとき、また、ベッドの上で体の向きを変えるときには、介護者に大きな負担がかかります。移座えもんグローブを手に装着すると、要介護者の身体の下に腕を入れやすく、また要介護者の身体も移動しやすくなるので、介護者の腰や背中にかかる負担を軽減できるでしょう。爪がひっかかりやすい方もグローブ内に親指以外をすべて入れるので、シーツや要介護者の衣類にひっかけてしまうことが減ります。なお、移座えもんシリーズにはグローブ以外にも、マットやシート、ヒップベルトなどがあり、いずれも使用することで要介護者の身体的負担を軽減して介護者の身体を動かしやすくなる商品です。一人で介護することが多い方や、介護時に腰や背中に負担を感じる方は、ぜひ利用してみましょう。
日本コンピューター・ダイナミクス」集音器付き骨伝導ヘッドホン DenDen(デンデン)」 DEN-HEADH
要介護者に難聴があるときは、コミュニケーションを取ることが難しくなります。何度も聞き返すと、時間がかかるだけでなく、要介護者の自尊心を傷つけることにもなりかねません。また、要介護者の話す意欲や関わろうとする気持ちを失わせることにもなるでしょう。集音機付骨伝導ワイヤレスヘッドホン DenDenは、骨伝導式で直接内耳に働きかけるタイプのヘッドホンです。耳をふさがずに装着できるので、ヘッドホンに慣れない方も違和感なく利用できるでしょう。また、ワイヤレスタイプなので、車いすなどで移動しているときにも利用可能です。集音機をテレビなどのそばに置けば、テレビの音声もクリアに聞こえやすくなります。ついテレビの音が大きくなってしまう方や、家族とテレビを観るときに音を小さく感じる方も、ぜひご利用ください。
ウチエ「シャワーラクV 穴なしシート」SWR-141
要介護者の衛生状態を高くキープするためには、定期的な入浴は欠かせません。しかし、入浴時には「ベッドから浴室に移動させる」「浴室内の補助椅子に座らせる」「補助椅子から浴槽に移動させる」などのさまざまな動作が必要で、なおかついずれも中腰で行うため介護者の身体に大きな負担がかかります。シャワーラクは、車いすタイプの浴室用椅子です。ベッドからシャワーラクに移動し、そのまま浴室内に入って、シャワーを浴びたり、身体を洗ったりすることができます。シャワーラクの手すりは左右ともに跳ね上げ式なので、上に上げればそのまま横に身体を動かして浴槽に入ることも可能です。なお、シャワーラクは入浴補助用具のひとつのため、介護保険の適用を受けて1~3割の自己負担額で購入することができます。
アロン化成「家具調トイレ セレクトR 自動ラップ ノーマル 標準」533940
トイレに行きやすい環境であることも、介護者・要介護者双方にとって大切なことです。トイレに行く度に要介護者を車いすに乗せて移動するとなれば、時間もかかり、場合によっては失禁してしまうことにもなりかねません。介護者に「トイレに連れて行って欲しい」と何度も言うことが申し訳なくて、トイレを我慢してしまう要介護者もいるでしょう。家具調トイレセレクトR自動ラップタイプは、室内に置けるポータブルトイレです。見た目はおしゃれな椅子なので、部屋の雰囲気を壊すこともありません。家具調トイレセレクトR自動ラップタイプは排泄物をラップフィルムに自動でくるんでしまうので、すぐに廃棄処理でき、においを軽減できます。また、腰掛便座として介護保険の対象となるため、1~3割の自己負担額で購入することも可能です。
まとめ
さまざまなメーカーが、要介護者・介護者の負担軽減に配慮した介護用品を提供しています。購入を決定する前にできるだけ多くの商品をチェックして、生活に合うもの、そして使うことで介護が便利になりそうなグッズを選ぶようにしましょう。上手に活用すれば、介護する側もされる側も快適な生活を送れるようになります。紹介した商品以外にも、腰に負担がかかりにくく床ずれ防止につながるマットレスなど多様な商品がありますので、カタログ等で見比べて、生活に役立つ用品を取り入れていきましょう。購入する際にはケアマネジャーに相談すると、介護保険適用のサポートを受けられます。ぜひ相談してみましょう。
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福祉用具貸与事業所に勤務し、住み慣れたご自宅での在宅生活で、お客様が安全・快適に過ごしていただけることをミッションとして福祉用具・住宅改修業務を通して携わる。また地域包括支援センターと連動して地域の老人会や自治会に向けて、住環境整備の大切さを啓発する勉強会を開催するなど、地域に根付いた活動に力を入れている。