2021.06.07

雨の日にあると便利な福祉用具・介護用品

最終更新日:2021.06.08

雨が降っていると、外出できず憂鬱な気分になってしまうでしょう。家にばかり閉じこもるのは、体にも精神にもよくありません。そんな不満を解消する介護用品を活用してみましょう。雨の日の外出に役立つ介護用品を紹介します。

車椅子用雨具

車椅子用雨具
車椅子用雨具は、車いすをすっぽりと包み込み、雨に濡れるのを防ぎます。雨具といっても種類があるため、家庭ごとに選ぶことが大切です。目的に合った雨具を活用してみてください。

車椅子用雨具①

何度も雨具を使わず簡易的に活用するなら、使い捨てタイプを購入しましょう。使い捨ての車椅子用雨具は、1枚当たりの価格がお手頃です。その代わり、簡易的なもので、長時間の雨や激しい雨には耐えることはできません。使い捨てタイプは、数枚がセットになっており、万が一外出先で雨が降った際に便利でしょう。透明ビニールのような薄手のため、荷物が増えず持ち歩きできます。車に予備として積んでおく対策や、バッグに入れて雨に備えるための用品としておすすめです。

車椅子用雨具②

雨具を長時間使用するときは、ゴアテックス素材の車椅子用雨具の活用がいいでしょう。ゴアテックス素材は、高い防水性と透湿性があります。雨が雨具の内部に侵入しにくく、しっかり雨よけしたいときに向いている素材です。防水性の高い素材は内部が蒸れやすいのですが、ゴアテックス素材なら透湿性もあり、蒸れずに快適に過ごせるでしょう。ゴアテックス素材の車椅子用雨具は、やや価格が高めです。アウトドア仕様の本格的なタイプのため、雨に長時間当たる際におすすめです。

車椅子用雨具③

車椅子に乗る人だけでなく、車いす自体も雨から守りたいなら、レインカバーがいいでしょう。通常の雨具は人だけを包み込むのに対し、車椅子用レインカバーは車椅子ごと覆います。車椅子は錆びにくい素材が使われていますが、繰り返し雨に濡れると、材質が痛む恐れがあるでしょう。すっぽり覆うレインカバーなら、車椅子が痛みにくく長く使うことができます。また、レインカバーは車椅子ごと覆うため、雨具が車輪に引っかかるのを予防できます。車椅子の車輪に雨具を巻き込みたくないなら、レインカバーの使用がおすすめです。

杖関連用品

杖
足腰が不自由な方や、体力の低下を感じている方は、杖を使って移動するといいでしょう。介護用品には、杖関連用品が多数売られています。杖は毎日の生活で使うもののため、使い勝手の良いものを選んでください。

杖関連商品①

杖先カバーは、杖の衝撃を和らげるグッズです。先端にゴムが付けられており、杖が地面に当たる衝撃を和らげるでしょう。また、杖が地面に当たり音がするのを予防することもできます。消音タイプのカバーを杖に取り付ければ、集合住宅内でも音が響きにくく安心です。集合住宅の階段はコンクリート製が多く、杖先のカツカツとした音は意外と響いています。杖先カバーは、杖が滑るのを予防する働きもあります。雨で濡れた床は滑りやすくなるため、杖先カバーで覆うようにしましょう。取り外しできるタイプなら、天候に合わせて付け外しができます。

杖関連商品②

雨の日に杖を使って外出するなら、杖カバーを持参しましょう。杖が雨に濡れると、屋内に入った際に水がしたたり落ちてしまいます。カバーを持参しておけば、施設内を濡らす心配がありません。杖カバーは、持ち歩きしやすいよう折り畳み式が便利です。防水機能もあるカバーなら、杖の水をカバー内に閉じ込めることができます。素材や形状は、アンブレラカバーのようなものが向いているでしょう。傘に使われるポリエステル素材なら、薄くて持ち歩きやすく、雨をはじく働きがあります。

杖関連商品③

雨の日に限りませんが、杖を持って外出するなら、杖にストラップを付けておきましょう。ストラップがあると、杖を使わないときに手首に引っ掛けて持ち歩くことができます。また、杖にストラップがあれば、杖が雨に濡れて滑るのを防止できるでしょう。雨に濡れた杖は、手から滑り落ちやすくなります。グリップ近くにストラップを付けておき、杖を使う際にストラップを手首に通しておけば、手離れ防止ができます。ストラップの素材は、軽くて耐久性のあるナイロン製がおすすめです。

撥水・防水加工の介護シューズ、リハビリシューズ

リハビリシューズ
雨の日に外出しやすいように、撥水や防水加工された介護シューズを選びましょう。靴の内部に水が入りにくい工夫があれば、雨の日の外出でも快適でいられます。どのような素材がいいのか比較しながら、自分に合った靴を選んでください。

撥水・防水加工の介護シューズ、リハビリシューズ①

軽い雨の日の外出なら、撥水加工がある介護シューズがおすすめです。撥水加工とは、生地にシリコンやフッ素などをコーティングし、水をはじく加工です。綿素材など水に弱い生地でも、撥水加工をしてあれば、軽い雨程度なら濡れ防止になります。撥水加工の良さは、生地の通気性を保てる点です。デザインも豊富に用意されており、好みのデザインの介護シューズが選べるでしょう。ただし、撥水加工は時間の経過により効果が落ちていきます。

撥水・防水加工の介護シューズ、リハビリシューズ②

しっかりと雨を防ぎたい日には、防水加工のある介護シューズがおすすめです。防水加工とは、生地そのものに水を通さない素材を使用したものです。靴の内部に防水シートが付いたものや、ゴムや樹脂で水の侵入を防ぐタイプなどが当てはまります。防水加工の介護シューズは、強い雨でも水を通しません。ただし、水を通さないのと同時に内部に湿気がたまりやすいデメリットがあります。長時間介護シューズを履くときは、透湿性もあるか調べて選んでください。

撥水・防水加工の介護シューズ、リハビリシューズ③

雨の日でも履けるリハビリシューズがあれば、機能向上が期待できるでしょう。撥水や防水加工のあるリハビリシューズを用意すると、長期間雨が降る梅雨時でも外出しやすくなります。リハビリシューズは、マジックテープ式で脱ぎ履きがしやすい靴のことです。滑りにくい靴底の工夫や、幅広で足に負担をかけない工夫があります。また、リハビリシューズは、家族が履かせやすいでしょう。靴の履き口が広めに作られており、第三者が履かせやすい工夫もあります。

雨の日にあると便利な福祉用具・介護用品の購入方法

杖
雨の日に便利な介護用品を買うときは、種類が豊富なお店を活用しましょう。最近は、ホームセンターやドラッグストアでも、介護用品専門コーナーが設けられていることがあります。お店で介護用品を買うと、お試しができて便利でしょう。靴のように試し履きが必要な際は、近くのお店を利用するのがおすすめです。ただし、地域によってはお店で介護用品の種類が少ない場合があるでしょう。豊富な種類から自分に合ったものを選びたいなら、ネット通販の活用がおすすめです。ネット通販で介護用品を選ぶと、機能や価格の比較ができます。お店では店員さんに説明を聞かないと機能がわからない恐れがありますが、ネット通販なら機能が丁寧に書かれている商品もあります。また、家族が介護をしているときは、移動の時間がかからず、家に居ながら介護用品が注文できるネット通販の利用がおすすめです。

まとめ

雨の日に外出しやすい介護用品を使って、積極的に外出するようにしましょう。天気が悪いからと家にばかりいると、介護を受ける人も家族も気が滅入ってしまいます。外出できる介護用品があれば、気分転換になるでしょう。少しくらいの雨だったら外出するようにして、体の機能低下を防ぐのもおすすめです。

遠藤 和優
介護職員初任者研修、福祉用具専門相談員、住環境コーディネータ2級
福祉用具貸与事業所に勤務し、住み慣れたご自宅での在宅生活を安全・快適に過ごしていただけることをミッションとして福祉用具・住宅改修を通して携わる。
現在は、お客様のお悩みやご相談を受け、福祉用具だけではなく様々な介護保険サービスの説明やご案内を介護相談センター相談員として取り組んでいる。