【2023年最新版】ご自宅の安全な移動を支援する介護用品の種類と特徴|快適介護用品・福祉用具
自宅内の移動を支援する介護用品は、高齢者の自立支援に役立ちます。活動量が増えるため、体力低下予防にも効果的です。こちらでは、屋内での安全な移動を支援する介護用品を選ぶポイントや介護用品の種類、特徴について解説していきます。
目次
屋内の移動を支援する介護用品を選ぶポイント
屋内を安全に移動するための介護用品には、さまざまな種類があります。筋力を維持、向上させるためにも、現在の身体状況や生活環境に合わせたものを選ぶことが大切です。例えば、歩行に不安があり支えが必要な方におすすめの介護用品が、コンパクトタイプの「歩行器」や「手すり」です。屋内移動用の歩行器には、トレイがついたり、使用しないときには折りたためたりするタイプもあります。生活動線上に手すりを設置しておけば、ベッドから食卓、トイレ、浴室などへの安全な移動が可能です。また、床からの立ち上がりが困難な方におすすめなのが「立ち上がり補助いす」です。座面は電動で上下するため、床に座った状態から立ち上がりやすい角度まで姿勢を調節できます。屋内は、健康な方が思うよりも細かな段差が多く、転倒のリスクも高い場所です。高齢者の安全な在宅生活を支援するためにも、介護用品の特性を理解し、1人ひとりに合ったものを選択していきましょう。
歩行器(屋内移動用)
高齢者の歩行を支援する歩行器には、屋外移動用と屋内移動用があります。屋内移動用の歩行器は小回りに優れ、立ち上がり動作を支援してくれるのが特徴です。それでは3つの商品を紹介します。
竹虎 レッツゴーミニ
レッツゴーミニは、すっきりとした北欧風のデザインが印象的な屋内移動用の歩行器です。木目調、シルバー、花柄3つのタイプからデザインを選択できます。バスケットの上にはトレイが付いているため、お茶やお菓子を運ぶことも可能です。不要なときはコンパクトに折りたたみ、スペースの限られた住居でも便利に利用できます。
星光医療器製作所 アルコー1S
星光医療機器製作所は、子ども用の歩行器から高齢者用のリハビリ機器まで、幅広い介護用品を手がける企業です。アルコー1Sは、定番型のコンパクト折りたたみ歩行器。幅780mm以上のスペースがあれば、安全に回転できます。4つのキャスターは静音性に優れ、室内移動の利用に適しているのも特徴です。
アクションジャパン 折りたたみ式立ち上がり歩行器コンパクトタイプ
アクションジャパンの歩行器は、立ち上がりを支援してくれる介護用品です。グリップ部分が二段式に設計され、立ち上がり時の姿勢をしっかり支えてくれます。低い段のグリップを持てば、床から立ち上がることも可能です。ボタンひとつでかんたんに折りたため、不要時はしまっておくこともできます。
設置型手すり
ベッドからの起き上がりや床やいすからの立ち上がりなど、屋内には手すりが必要なシーンが多々あります。適切な場所に手すりを設置すれば安全に移動できるだけでなく、活動量を増やすことも可能です。設置型手すりを2つ紹介しますので、参考にしてください。
モルテン ルーツ ロングタイプ
短い距離の歩行を支援する、安定性の高い置き型の手すりです。手すりの位置は調整できるため、壁や窓に沿って設置することもできます。取り付け工事を行わなくても、生活動線に沿って手すりを設置することが可能です。
DIPPERホクメイ ベスポジ-e
長さや場所を自由に調節できる伸縮手すりです。立ち座りが不安な場所、移動に支えが必要な場所など、ニーズに応じた使い分けができます。取り付けもかんたんで、不要になればすぐ外せることもポイント。耐水仕様の製品は、玄関先に設置することもできます。
立ち上がり補助いす
立ち上がり補助いすは、自力での立ち上がりが困難な方を支援する介護用品です。電動式のため、力の弱い高齢者でも操作が簡単です。ここでは、おすすめの2つの商品を紹介します。
コムラ製作所 独立宣言 ローザ
15mmから610mmまで、電動で座面の高さ調節できる補助いすです。ベッドや車いすの横に設置すれば、安全な移乗も可能となります。高さはスイッチで調整できるため、必要以上に座面が高くなる恐れもありません。座面には安全スイッチが付き、足や手などの巻き込みを防ぐことができます。立ったり座ったりといった屋内動作をサポートしてくれる介護用品です。
馬場家具 電動起立補助座椅子のぞみII
ソファ調に設計された電動座椅子です。高さが450mmを超えると、立ちやすい角度に自然と座面が傾斜します。充電式バッテリーを搭載しているため、コードレスでの使用も可能です。クッション性に優れ、座椅子からダイニングチェアまで幅広い用途で活用できます。
まとめ
屋内の移動を支援する介護用品は、「立つ」「座る」「歩く」といった基本動作を可能にします。寝たきりや座りっぱなしの状態を防ぐことは、介護予防にも効果的です。体力低下や引きこもりを防ぐためにも、介護用品を活用しながら屋内の活動を支援していきましょう。
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福祉用具貸与事業所に勤務し、住み慣れたご自宅での在宅生活で、お客様が安全・快適に過ごしていただけることをミッションとして福祉用具・住宅改修業務を通して携わる。また地域包括支援センターと連動して地域の老人会や自治会に向けて、住環境整備の大切さを啓発する勉強会を開催するなど、地域に根付いた活動に力を入れている。