【2023年最新版】安全にご自宅のお風呂に入るための介護用品の種類と特徴|快適介護用品・福祉用具
お風呂の介護用品は、介護が必要な方や高齢者の安全な入浴をサポートするものです。こちらの記事では、身体を洗うときや湯船につかるとき、浴槽への出入時に利用する介護用品を紹介します。各アイテムの特徴や使用方法も解説しているので、ぜひ、ご参考になさってください。
目次
シャワーチェア
シャワーチェアは浴室で利用するための、いすです。身体を洗ったり、髪を洗ったりするときには身体のバランスが崩れやすくなり、介護が必要な方は特に注意が必要です。そんな時に、背もたれや肘かけなどがついたシャワーチェアを使えば、安定した状態で身体を洗うことができます。
ここでは、3つのおすすめのシャワーチェアを紹介します。
アロン化成 シャワーチェアFS
片手で折りたためるコンパクトタイプのシャワーチェアです。折たたんだ厚みは、業界でも最薄クラスといわれる15cm。使わないときには壁際に置けば、浴室内のスペースが確保されます。背もたれや肘かけがついており、座った姿勢が保てる方であれば、ひとりで洗髪・洗身が可能です。
パナソニック シャワーチェアユクリアミドルSPワンタッチおりたたみN
ワンタッチで折りたためる、操作性に優れたシャワーチェアです。背もたれの解除レバーを握るだけで、すばやくいすを折りたためます。広げる動作もかんたんで、背もたれを斜め下に押しつけるだけです。高齢者がひとりで入浴するときも、片手で自分の身体を支えながら安全に操作できます。
島製作所 折りたたみシャワーチェア楽湯7550ST
折りたたんだ状態でも、自立するシャワーチェアです。座面や背もたれのパット、脚についたゴムキャップは取り外しが可能です。洗浄すれば、いつでも清潔な状態を保つことができます。ライトグリーンとパープルの選べる2色展開です。
浴槽内いす
浴槽内いすは、浴槽内に沈めて利用するいすです。踏み台として、浴槽への出入りに役立てることもできます。お湯のなかで座った状態が保てるため、立ち座りの動作も楽になる介護用品です。それでは、浴槽内いすを3つ紹介していきましょう。
アロン化成 ステンレス浴槽台Rあしぴた
上面にすべり止めシートがついた踏み台です。浴槽のなかに沈めれば、出入りの際の段差を軽減することができます。高さは10cmから30cmまで設定できる5タイプあり、自宅の浴槽サイズに合わせたものを選択できます。
パナソニック 浴槽台[ユクリア]軽量
「浴槽をまたぐときの踏み台として利用したい」という方におすすめの浴槽いすです。足を置いても危なくないよう、天面板にはすべりにくい素材が使用されています。4本の脚には、すべり止め仕様のミニ吸盤つき。使用する環境に合わせ、座面の高さを調整することも可能です。
浴槽台[ユクリア]ソフト
座り心地の良いなめらかなクッションを採用した浴槽内いすです。踏み台ではなく、いすとして使用することが多い方におすすめの商品となります。使う方の体型や浴槽サイズに合わせ、高さは5段階に調整可能。オレンジ、ブルー、モカブラウンと3種類からカラーを選択できます。
浴槽手すり
浴槽手すりは、浴槽への安全な出入りをサポートする介護用品です。工事不要タイプであれば、必要に応じてかんたんに取り外しできます。シャワーベンチからの立ち上がりや浴室内の移動にも役立ち、転倒リスクを軽減できるアイテムです。2つのおすすめ浴槽手すりを紹介します。
アロン化成 浴槽手すりUST-130N
浴槽のフチをはさむタイプの浴槽手すりです。取り付けはハンドルを回して締めつけるだけなので、工具も必要ありません。利用する方の状況に合わせ、グリップの高さや幅も調整できます。湾曲したフチにも対応できる、利便性に優れたてすりです。
パナソニック 入浴グリップユクリアコンパクト130
ユニットバスにも固定できる浴槽手すりです。フチの厚さは4.5cm~13cmまで対応しており、厚みのある浴槽にも適しています。防カビ加工がほどこされているため、お手入れしやすいこともポイントです。安全で快適な入浴をサポートしてくれます。
バスボード
バスボードは、浴槽の端にかぶせて使用する介護用品です。上に腰かけながら、浴槽内に安全に移動できます。座面には手すりやグリップがついており、またぎ動作時も身体が安定するのがポイントです。最後にバスボードの2つのおすすめ商品を紹介します。
アロン化成 バスボードH-Lはねあげくん
座面がはねあがるタイプのバスボードです。浴槽に入るときは座面に腰かけ、バスボードとして活用。フチをまたいだあとは座面をはねあげれば、スペースが広がりゆったりとお湯につかることができます。座面にはグリップがふたつついており、より安定したまたぎ動作をサポートします。
パナソニック バスボードL
浴槽内への移動をスムーズにしてくれるバスボードです。止め金具を使い、ズレをしっかりと防止します。軽量タイプのボードは、薄くて軽いこともポイント。使用する方の状況に応じ、好みのタイプを選択できます。
まとめ
浴室内は段差が多く、転倒やつまずきのリスクが高い場所です。いすからの立ち上がりや浴槽への出入り時は、バランスをくずしやすくなります。介護用品は、高齢者の安全な入浴を実現してくれるアイテムがたくさんあります。身体状況や環境に合わせた介護用品を活用し、安全な入浴タイムを楽しみましょう。
「【2023年最新版】安全にご自宅のお風呂に入るための介護用品の種類と特徴|快適介護用品・福祉用具」に関連する記事
福祉用具貸与事業所に勤務し、住み慣れたご自宅での在宅生活で、お客様が安全・快適に過ごしていただけることをミッションとして福祉用具・住宅改修業務を通して携わる。また地域包括支援センターと連動して地域の老人会や自治会に向けて、住環境整備の大切さを啓発する勉強会を開催するなど、地域に根付いた活動に力を入れている。