2022.04.14

【足のむくみが気になる方へ】介護靴の選び方のポイントについて

最終更新日:2022.04.25
遠藤 和優
介護職員初任者研修、福祉用具専門相談員、住環境コーディネータ2級

足のむくみは高齢者で多くみられる症状のひとつです。中には足のむくみがあるために歩行が不安定になり、外出頻度の低下や場合によっては寝たきりになるケースもあります。足のむくみが続くと今まで使っていた靴がうまく履けなくなり、転倒して大けがをしたりむくみが更に悪化したりする恐れもあります。このことから、上手な介護靴の選び方が本人の生活にとって大きなポイントになることが分かります。そこで今回は、足のむくみが気になる高齢者に適切な介護靴について、下記の通りご紹介してきます。

  • ・なぜ高齢者の足のむくみが起きるのか
  • ・足のむくみによる悪影響
  • ・介護靴の選び方のポイント
  • ・足のむくみが気になる方へおすすめの介護靴

この記事を最後まで読めば、足のむくみの原因や介護に最適な靴の選び方が分かります。

なぜ高齢者の足のむくみが起きるのか

なぜ高齢者の足のむくみが起きるのか

高齢者の足のむくみには次のような原因があります。

  • ・身内の循環が悪い
  • ・薬の副作用
  • ・活動量の低下
  • ・身体が冷えている
  • ・排泄機能の低下
  • ・塩分過多

中でも「体内の循環が悪い」ということが最も多いむくみの要因になっています。体内循環の悪化は心不全や腎不全などの病気によって起きやすく、運動不足や長時間同じ姿勢で過ごしていることでも発生します。特に高齢者の場合は加齢とともに循環器の機能が低下するため、若年層と比べてむくみが起きやすい傾向にあります。

足のむくみによる悪影響

足のむくみによる悪影響

足のむくみによる悪影響は、大きく分けると下記の3つです。

  • ・足首の動きが悪くなる
  • ・菌が侵入すると悪化する
  • ・身体が冷えやすくなる

ここからは、それぞれの悪影響についてご紹介していきます。

  • 足首の動きが悪くなる

むくみが現れる頻度が最も多いのは、足首であるとされています。足首にむくみが引き起こされると、足の平を上手に上げたり下げたりすることが難しくなります。歩行時に足の平をうまく動かせないと地面を上手く蹴ることができなくなったり、つまずく原因になったりします。膝や股関節にかかる負担も増えて痛みが出るなど、生活に支障が出る恐れもあるのです。

  • 菌が侵入すると悪化する

足がむくむと傷つきやすく菌が侵入しやすくなり、体調を崩してしまいます。むくみが原因で細菌感染症である蜂窩織炎(ほうかしきえん)を起こすリスクが高まるからです。蜂窩織炎は原因菌が体内に侵入し炎症を起こす病気で、むくみが原因で引き起こされると言われています。そもそもむくみとは、身体の末端に排出しきれなかった水分が溜まって皮膚がパンパンに張っている状態です。少しの外的刺激でも傷ができやすいので、傷から原因菌が入って感染しやすくなるのです。また、むくみによって感覚も鈍くなっているので、知らない間にできた傷から原因菌が侵入して悪化するというケースもあります。

  • 体が冷えやすくなる

むくみが起こると体が冷えやすくなり、対策をしないとさらに血の巡りが悪くなってむくみが悪化するという堂々巡りになってしまうリスクがあります。むくみによって血管が圧迫されて血液循環が悪くなってしまうからです。むくみが悪化すると歩行が不安定になるため活動量が低下し、新陳代謝や血液循環がさらに低下する悪循環に陥ってしまいます。高齢者の場合は元々冷えで悩んでいる方も多いので、むくみの悪循環にならないよう対策を講じる必要があります。徐々に活動量が減って生活機能が低下してくると、最悪の場合生活不活発病(廃用症候群)と呼ばれる状態になってしまうことさえあります。体の冷えから来るむくみを放置すると、最悪の場合は寝たきり状態となってしまう恐れがあるので、「たかがむくみ」と軽視してはいけません。

介護靴の選び方のポイント

介護靴の選び方のポイント

活動性を維持してむくみを改善するためにも、靴選びは非常に重要なポイントです。足がむくんで普通の靴では入りづらいという方におすすめなのが、「介護靴」と呼ばれる福祉用具です。適切な介護靴を選ぶためにはチェックすべきポイントが、下記の3点です。

  • ・脱ぎ履きが楽にできる
  • ・かかと部がしっかりしている
  • ・つま先の幅が広く歩きやすい

それでは、最適な介護靴を選ぶために確認すべき点を詳しくご紹介していきましょう。

  • 脱ぎ履きが楽にできる

介護靴を選ぶ上で最も重要なのが、この「脱ぎ履きが楽にできる」というポイントです。自分で脱ぎ履きができないほど窮屈な靴を履いていれば、当然血流に影響を及ぼしてむくみが悪化してしまいます。足に合わない靴を履くことが嫌になり、心理的にも外出意欲が低下してしまいます。足のむくみ具合は左右で違うもの。介護靴は左右別々にも販売しているので、それぞれの足の状態にあったサイズを選ぶことがおすすめです。

  • かかと部がしっかりしている

介護靴を選ぶ際は、かかとの部分にも着目します。脱ぎ履きがしやすい柔らかさと歩きやすい硬さの両方を踏まえて選択しましょう。なぜなら、かかとはむくみが特に起こりやすい部分なので履いた時に窮屈さを感じないものを選ぶことが重要だからです。一方で、履いた時のゆったり感だけを意識しているとかかと部分が柔らかすぎる靴になってしまい、歩くときにかかとに加わった体重を支え切れなくなります。脱ぎ履きのしやすさと歩きやすさを両立させるポイントはかかとです。介護靴を試すときはかかと部分にも着目して試着してみましょう。

  • つま先の幅が広く歩きやすい

靴のつま先が狭いと、足指を圧迫させて指同士が擦れてしまって傷の原因になります。つま先の幅が広いと指に余裕ができますので、足に負担がかからず歩きやすくなります。介護靴は足の長さだけでなく、足の幅に関するサイズも幅広く用意されています。実際に試着してみて、自分の足の幅に合ったサイズを見つけましょう。

足のむくみが気になる方へおすすめの介護靴

マリアンヌ彩彩No.941

ここでおすすめしたい介護靴は、「マリアンヌ 彩彩 No.941」です。この介護靴は幅広いサイズのバリエーションがあるので、外反母趾や腫れ・むくみの症状がある方でも、状態にあったサイズが必ず見つかるはずです。他にも、次のような特徴があります。

  • ・つま先が幅広で高めに設定されているので、上部からの圧迫を避けて歩きやすい
  • ・靴全体の素材が柔らかく、足に馴染みやすい
  • ・中敷きに3つの立体ポイントがあり、足裏全体を均等に支えることで疲れを軽減できる
  • ・日常使いできる上質なデザイン

もし足にむくみがあって介護靴を探しているのであれば、ぜひ一度「マリアンヌ 彩彩 No.941」を手に取ってみて下さい。プレゼントにも最適です。

マリアンヌ 彩彩 No.941

より安全な生活をするために

介護靴の選び方

ここまでは、むくみの概要や介護靴について以下の通りご紹介してきました。

  • ・むくみが起きる主な原因は、体内の循環が悪いこと
  • ・足のむくみを放置すると、転倒の危険・細菌感染・体の冷えのリスクがある
  • ・介護靴の選ぶときは、「着脱が楽なこと」「かかとがしっかりしていること」「つま先に圧迫感がないこと」に着目する
  • ・「マリアンヌ 彩彩 941」は、足のむくみが気になる方へおすすめ

これらの情報が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

遠藤 和優
介護職員初任者研修、福祉用具専門相談員、住環境コーディネータ2級
福祉用具貸与事業所に勤務し、住み慣れたご自宅での在宅生活を安全・快適に過ごしていただけることをミッションとして福祉用具・住宅改修を通して携わる。
現在は、お客様のお悩みやご相談を受け、福祉用具だけではなく様々な介護保険サービスの説明やご案内を介護相談センター相談員として取り組んでいる。