2022.04.20

リハビリシューズおすすめ商品をご紹介 特徴と選び方も解説【2023年版】

最終更新日:2023.07.03
長谷川 大祐
介護福祉士、福祉用具専門相談員、住環境コーディネータ2級

リハビリシューズは、おしゃれじゃないデザインだとマイナスな印象をお持ちではないでしょうか。現在は、機能面とデザイン面で優れているリハビリの靴が多数発売されています。おすすめのリハビリシューズは安全に歩きたいリハビリ中の方だけでなく、「歩きやすいリハビリシューズが必要だけどデザインにもこだわりたい」と考える方へのプレゼントにも向いています。今回は、プレゼントにも最適なリハビリシューズについて以下の通りご紹介していきます。

• リハビリシューズとは
• リハビリシューズの特徴について
• リハビリシューズの選び方のポイント
• おすすめのリハビリシューズのご紹介

この記事を最後まで読めば、リハビリシューズの最適な選び方やおすすめのリハビリシューズが分かります。是非最後までご覧ください。

リハビリシューズとは

リハビリシューズ おすすめ
リハビリシューズとは、加齢や病気によって身体機能が落ち、歩く事が不安になった方に適した設計になっている靴のことをいいます。「リハビリ靴」や「介護靴」と呼ばれることもあります。脱ぎ履きが簡単で軽く、歩きやすいことが特徴です。リハビリ中の方はもちろん、転倒の不安により外出を控えてしまっている方にも最適です。外へ出る事は、健康的で明るい生活を送るために欠かせません。心身共に健康になる為の第一歩を、リハビリシューズと歩き出しましょう。これから、リハビリシューズの特徴を分かりやすく説明します。

リハビリシューズの特徴について

リハビリシューズ おすすめ
リハビリシューズには、以下のような特徴があります。
• 軽く、柔らかい素材で作られているので歩きやすい
• 脱ぎ履きが簡単
• 左右別々に販売されている
• デザインを意識した商品が増えている

リハビリシューズは、歩くことに不安を感じている方を支援するために設計されています。軽量設計でつま先からかかとまで柔らかい素材で出来ているので、躓きにくく足に馴染むという特徴があります。また、靴紐タイプではなくジップ式やマジックテープ式になっている点も特徴です。麻痺等で片手が不自由な方や認知症があって自分で脱ぎ履きすることが難しい場合でも、履きやすいように作られています。左右別々のサイズを購入することが出来るので、足のむくみによって左右の足のサイズが異なる場合や補装具を装着するために片方は大きめサイズが必要場合にも適しています。近頃ではカラフルなプリントや一見普通のウォーキングシューズに見えるもの、上質感があるもの等、見栄えも意識した様々なデザインの靴が増えてきています。

リハビリシューズ 選び方のポイント

リハビリシューズ おすすめ

リハビリシューズを選ぶときにチェックすべきポイントは、以下の5つです。

• 身体や症状に合うか
• 履いたり脱いだりしやすい形になっているか
• 開口部が広いか
• 幅広で安定感があるか
• 軽量設計になっているか

ここからは、リハビリシューズを選ぶときの5つのチェックポイントについてご紹介します。

身体や症状に合うリハビリシューズ

リハビリシューズ選びの1つめのポイントは、身体や症状に合った靴を選ぶことです。リハビリシューズは歩行に不安がある方を支える重要な役割があるので、身体状況や症状に合った靴選びが大切です。例えば同じ要介護度であっても、その人ごとに異なった身体状態や症状があるからです。例えば、歩くときの足の運び具合や麻痺の程度によって、選ぶべきリハビリシューズは変わります。同じ病気を抱えている場合でも、進行状況によって歩行状態に変化が生じている場合は適した靴も異なります。また、使用目的が屋内なのか屋外なのかによっても使用場面に応じた靴を選ぶことが必要になります。日常生活場面と、リハビリシューズを使う方の身体症状をイメージして靴選びをすることが大切なポイントになります。商品の選定に自信がない場合は、福祉用品ショップに常駐している「福祉用具専門相談員」という専門家に相談してみることがおすすめです。

履いたり脱いだりしやすいリハビリシューズ

リハビリシューズ選びの2つめのポイントは、履いたり脱いだりしやすい形を選ぶことです。着脱しやすい靴を選ぶことによって「外出しよう」「歩いてみよう」とする意欲が高まるからです。例えば、マジックテープの強さやジップの硬さを確認します。マジックテープが強いと歩行時にしっかりホールドしてくれるので安心感がある一方、接着強度が弱いと脱ぎ履きするときは楽ですが歩行中に取れて転倒してしまうリスクもあります。ジップの固さも同様で、履きやすさと安全性が両立している靴を選ぶことが必要になります。本人の外出や運動の意欲を削がないようにするためにも、自分で着脱できる場合は本人が使いやすい物を、介助が必要な方の場合や介助者が扱いやすい物を選びましょう。

開口部が広いリハビリシューズ

リハビリ靴選びの3つめのポイントは、開口部が広い設計になっているものを選ぶことです。開口部が狭いと靴の中に足をねじ込むように履かないといけなくなり、思わぬ怪我に繋がる恐れがあるからです。特に麻痺のある方は足の感覚が鈍くなっている場合があります。感覚が鈍くなっていると無理に足をねじ込むことで摩擦が起きて皮膚を傷つけたり、足に負担がかかって痛みを生じさせたりする原因になる可能性があります。無理なく安全に脱ぎ履きすることが出来るよう、スッと足が入る開口部が広いタイプを選ぶようにしましょう。

幅広で安定感があるリハビリシューズ

リハビリシューズ選びの4つめのポイントは、幅広で安定感がある物を選ぶことです。靴の幅が足に合わないと靴擦れの原因になり、歩行時の安定性にも悪影響が出るからです。日本人の足の特徴は、甲高幅広です。リハビリシューズは日本人の足の特徴を作られていますが、その中でも自身に合ったサイズを選ぶ必要があります。圧迫感がなく、安定感がある靴を選びましょう。リハビリシューズは左右別々のサイズを購入することが出来るので、歩行時に補装具を使用する場合も安心です。安定感のある靴を選ぶことは、転倒防止だけでなく歩く楽しみを拡大する効果があります。

軽量設計のリハビリシューズ

リハビリシューズ選びの5つめのポイントは、軽量設計の靴を選ぶことです。麻痺のある方や足の上りが悪い方は、ちょっとした重さの違いが歩行の安定性にも影響を与える可能性があるからです。「歩く」という動作は両足が振り子のように影響し合っています。ある程度靴の重量があると足の振り出しがスムーズになる一方、重すぎると足がかがりにくくなるので躓いて転倒する心配があります。リハビリシューズを選ぶ際は、できれば実際に履いて歩いてみることをおすすめします。靴の重さに着目して試してみると、軽量で歩きやすいリハビリ靴に出会うことが出来るでしょう。

おすすめのリハビリシューズのご紹介

リハビリ靴

当社がおすすめするリハビリシューズは、「ライフウオーカーメンズ」です。大手スポーツメーカーであるアシックスより販売されています。広い履き口で脱ぎ履きしやすく、足をソフトに包み込む素材なので通気性にも優れています。躓きにくく接地時の安定性を重視した設計になっているので、歩行っ時の安定性も抜群です。また、一流アスリートの足を支えるアシックス社が作ったリハビリ靴なので、機能性には疑いようがありません。アシックスらしい、ランニングシューズのようなシャープなデザインも魅力です。リハビリ靴が必要だけど、デザインにもこだわりたい方に最適です。プレゼントにもおすすめの一品です。

リハビリをより快適なものに

笑う女性と男性

これまで、リハビリシューズについて以下の通りご紹介してきました。

• リハビリシューズとは、加齢や病気によって歩行に不安を感じる方に適した靴である
• リハビリシューズは歩きやすさと着脱のしやすさが特徴で、デザインにこだわった商品が続々登場している
•リハビリシューズの選び方のポイントは「身体や症状に合っているか」「着脱しやすいか」「開口部が広いか」「幅広で安定感があるか」「軽量設計になっているか」の5つ
• アシックス社製「ライフウォーカー101」は機能性・デザインにすぐれておりプレゼントにも最適なリハビリシューズである

これらの情報が、少しでも皆様のお役に立てば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

長谷川 大祐
介護福祉士、福祉用具専門相談員、住環境コーディネータ2級

福祉用具貸与事業所に勤務し、住み慣れたご自宅での在宅生活で、お客様が安全・快適に過ごしていただけることをミッションとして福祉用具・住宅改修業務を通して携わる。また地域包括支援センターと連動して地域の老人会や自治会に向けて、住環境整備の大切さを啓発する勉強会を開催するなど、地域に根付いた活動に力を入れている。